学校長挨拶

【校長 津野つの よしのぶ

 新元号の令和も、はや2年目を迎え、平成が何かしら過去の響きのように感じ始めた今日この頃、巷では年頭からの新型コロナウイルス流行の影響で、連日宮古島中を埋め尽くしていた観光客もさっぱりと途絶え、市内の活気も寂しくなっております。
 災害や政治・経済の混乱の影響を受けやすい観光業の怖さを改めて感じるとともに、あらゆる側面で世界の一体化が浸透していることを実感し、今後は多様かつ持続可能な宮古の産業の発展を牽引できるような、そして日本や世界と渡り合えるグローバルな視野や価値観を持つ生徒を育てる重責を改めて痛感しているところです。
 さて、本校は宮古郡民の熱烈な要望と、期成会会長 盛島明長氏の献身的な努力のすえ、昭和3年(1928年)県立第二中学校分校を前身として開校し、今年で創立92周年を迎えます。
 文武両道の校風と、校訓「知性の啓培」「徳性の涵養」「体力の練磨」のもと教育活動が展開され、学校は大変活気があり生徒達は生き生きと学校生活を送っています。
 現在、一学年 普通科5クラス、理数科2クラス、合計21クラスで全校生徒数は4月7日現在777名となっております。これまでに、27,716名の卒業生を輩出しており、県内外で活躍しております。
 昨年度の進路実績につきましては、卒業生250名中、国公立大学24名(琉大医学部医学科含む)、難関私立大学(慶応、中央等)を含む大学進学者が117名(46.8%)、短大・専門学校進学者が89名(35.6%)、就職18名で進路決定率は89.6%です。
 部・同好会については、体育系が23、文化系が9、同好会が4あり、加入率は78%です。顕著な実績としましては、卓球、ウェイトリフティング、陸上、自転車、競技かるた、美術、写真、吹奏楽、科学など、県の上位入賞、九州・全国派遣等、目覚ましい活躍を遂げております。生徒会・学校行事も活発で、国際交流についても、開始から21周年を迎えた姉妹校の台湾台北市立復興高級中学を始めとして、沖縄県や宮古島市の各種プログラムに積極的に挑戦し参加しております。
 一昨年度は地域・保護者・同窓会・関係各位に支えられ、おかげさまにて、節目の九十周年式典を大成功裡に終わることができました。昭和・平成・令和の三つの時代を経て、次の百年に向けて、伝統ある宮古高校の名をなお一層高められるよう、また生徒の夢実現・自己実現に向けて、教職員一丸となって教育活動に邁進していく所存であります。
 引き続き、本校教育に対する皆様方のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和2年4月